2025/3/17

コラム

SDGsの観点から考えてみよう!マングローブ植林が海洋生物を守るってどういうこと?

地球温暖化や海洋環境の悪化が進む中で、「マングローブ植林」が注目されています。マングローブは単なる木々ではなく、CO2の吸収、津波や高潮の防止、生物多様性の保全といった多くの恩恵をもたらします。特に近年は、マングローブ林の保護・拡大が海洋植物や海洋生物の生息環境の維持・回復につながることが明らかになり、SDGs(持続可能な開発目標)とも深く結びついています。

本記事では、マングローブ植林がなぜ海洋生物保護につながるのか、そしてその取り組みがどのように未来の環境を守るのかについて、わかりやすく解説します。

 

マングローブは海と陸をつなぐ生態系の守り手

マングローブとは、熱帯・亜熱帯の沿岸や河口域に生息する植物の総称です。代表的な種類にはヒルギ属やメヒルギ属などがあり、海水と淡水が混じり合う汽水域に適応した特異な生態を持っています。

マングローブ林は波の衝撃を和らげるクッションの役割を果たし、津波や高潮による被害を軽減するだけでなく、根の隙間が魚や甲殻類の産卵場・稚魚の育成場として機能します。さらに、海洋の二酸化炭素(CO2)を吸収し固定する働きがあり、「ブルーカーボン生態系」としても注目されています。

マングローブ植林が海洋生物保護につながる理由

(1) 海のゆりかごとしての役割

マングローブ林の根は、波の浸食を防ぐだけでなく、さまざまな海洋生物にとって安全な隠れ家となります。特に稚魚や小型のエビ・カニなどは、天敵から身を守るためにこの密集した根の間に身を潜めています。

例えば、日本でも食用として人気のあるウナギやエビ、カニの多くが、マングローブ林で幼少期を過ごします。もしマングローブが消滅してしまうと、これらの水産資源は減少し、漁業にも大きな影響を与えることになります。

(2) 海草藻場(アマモ場)の成長を助ける

海洋植物の代表格であるアマモ(海草の一種)は、「海のゆりかご」とも呼ばれるほど、多くの海洋生物の生息地になっています。しかし、沿岸の波の影響が強いとアマモは根を張ることができず、藻場が減少してしまいます。

ここで役立つのがマングローブ林です。マングローブが沿岸の波の勢いを抑えることで、アマモなどの海草類が安定して成長できる環境が整います。結果として、アマモ場の面積が拡大し、そこを生息地とする魚や貝類の増加につながります。

(3) 炭素固定(ブルーカーボン)による気候変動対策

近年、地球温暖化の要因となるCO2削減のため、ブルーカーボン生態系(海洋における炭素固定)の重要性が高まっています。マングローブ林は陸上の森林と同じようにCO2を吸収し、固定する能力が非常に高いため、「気候変動対策の要」として国際的な植林活動が進められています。

たとえば、日本の東京海上日動火災保険は1999年からマングローブ植林を開始し、25年間で12,000ha以上を植林。これにより、カーボン・ニュートラルの達成に貢献し、同時に生態系保全の役割も果たしています。

 

マングローブ植林の国際的な取り組み

(1) 公益財団法人オイスカの活動

オイスカは、アジアを中心にマングローブの植林活動を展開し、地域住民と協力しながら生態系保全を推進しています。彼らの活動の特徴は、単なる植林ではなく、地域社会の産業育成と結びつけ、持続可能なマングローブ管理を実現しています。

当社でも「植林ぱちんこ」という仕組みづくりを提供し、パチンコ遊技者に遊びながら植林活動ができるよう、またマングローブ植林活動の重要性についてホール内やSNSで発信しています。

植林活動報告はこちらをご覧ください。

(2) 特定非営利活動法人国際マングローブ生態系協会

この団体は、世界各地のマングローブ生態系の保全と再生に取り組んでおり、特に日本国内外での研究や政策提言を通じて、マングローブ林の保護活動を推進しています。

SDGsとマングローブ植林

マングローブ植林は、持続可能な開発目標(SDGs)の複数の目標と直接的に関連しています。

  • SDG 13(気候変動対策)
    → CO2吸収・固定による地球温暖化防止

  • SDG 14(海の豊かさを守ろう)
    → 海洋生態系の保護・海洋資源の持続的利用

  • SDG 15(陸の豊かさを守ろう)
    → マングローブ林の保護と森林再生

このように、マングローブ植林は単なる環境保全活動ではなく、持続可能な未来を築くためのグローバルな取り組みです。

 

 私たちにできること

マングローブ植林を支援する方法は、意外と身近にあります。たとえば、以下のような行動が可能です。

  • 環境団体の植林プロジェクトに寄付する⇒公益財団法人オイスカのHPはこちらをご覧ください。

  • エコツーリズムに参加して現地で学ぶ

  • 植林活動を行う企業の製品やサービスを利用する

⇒植林ぱちんこに参加したい企業はこちからお申込みください。

これらのアクションは小さな一歩かもしれませんが、持続可能な社会を実現するための大きな力となります。

マングローブ植林は、単なる森林保全にとどまらず、海洋植物や海洋生物の生息環境を守る鍵となる活動です。特に、アマモ場との相互作用により、生態系のバランスを整え、気候変動対策にも寄与しています。

今後も、国際的な協力のもとでマングローブ植林が進められることで、私たちの未来にとってより豊かな海洋環境が守られていくでしょう。あなたもぜひ、マングローブ植林の活動に関心を持ち、地球の未来に貢献してみませんか?

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